アンモウォッチ・バンドの制作風景

アンモバンドは特別だ。どのポーチにも歴史があり、ユニークなストーリーがあるのは間違いない。

私が手にするポーチの中には、正確でほとんど新品のようなものもある。そのようなポーチは、何年も他の軍用品に混じって棚で使われるのを待っていて、ついに余剰品の中でリサイクルされたり、他の有用な製品に作り替えられたりする場所を見つけたのだろう。例えば時計のバンドなどだ。そのようなポーチの革は非常に素晴らしく、柔らかく、乾燥せず、そのベジなめしの性質、厚さ（3.5〜4ミリメートル）、過酷な条件のために意図された高品質のために長く使用することができ、ポーチは最終的に経験したことがない。 このレザーは、時計愛好家が次の時計バンドの使用を計画したときに新しい命を得るもので、持ち主のライフスタイルに合わせて砂漠や山で使用されるかどうかはわからない。ストラップは防水仕様で、水泳やダイビングの際にも使用できる。

他のポーチには、傷やパティーヌ、1930年代の年号スタンプがたくさん付いている。 ヨーロッパで実際に使われていたものなのかもしれない。このようなポーチが持つストーリーは、とても豊かで、とても静かである。私は再利用のためにポーチを裁断する際、最初のターンに年号を残しておくようにしている。

スイス製ポーチは、時計バンドの製造前に裏と表に分けられる。裏側には年号とスイスマークが入っている。表側よりも強度があり、手で切るにはかなり厚みがある（ナイフで切ると手を傷つける危険性があるため、ほとんど不可能）。

オリジナルのポーチは蝋引き糸（1mm以上の太さ）で縫われている。ポーチのモデルによっては、バンドに施されたオリジナルのステッチをそのまま保存し、元々陸軍用にステッチされた革の部分を使用することができる。下のユーゴスラビア製ポーチ（1960-1970年代）のストラップのように。バンドにはポーチベルトのオリジナルのバックルがあり、サイドにはオリジナルのステッチ(ベージュ)が入っている。バンド穴のある部分はステッチが入っておらず、オリジナルのポーチベルトの手縫いの跡が残っている。

ただし、バッグやステッチの位置の構造が異なるため、オリジナルのステッチを保存できるとは限りません。

カッティングフォームを使うのは、正しいサイズ調整と、ユニークな素材で作られた製品の形状に対する最大限の品質管理のためです。

カッティングフォームはオーダーメイドで、長年の革の手裁断の経験に基づき、私がデザインしたものです。バンドを作る際の多くの作業は、今でも手作業であり、道具に置き換えることはできない。

ステッチには蝋引き糸（1mm以上の太い糸）を使い、できるだけオリジナルのものに近い外観の糸を使う。

スタンプの位置は、必ずしも異なる時計バンドのパーツに配置できるとは限りません。同じ面に見えることもある。場合によっては、両方を保存するのは難しい。しかし私は、たとえデザインが提供されたイメージと多少異なっていたとしても、両方のオリジナルスタンプを保存するために可能な限り妥協するようにしています。

最終的な仕上がりは常にユニークで、最初の商品リストとは若干異なるかもしれません。上記の理由とストラップのサイズは以下のように影響します。

幅16mmのストラップは、幅26mmの ストラップに比べ、マークを見つけにくいのです。そのため、ストラップは一本一本が個性的で、それぞれのオーナーと時計に合わせたオーダーメイドとなります。

アンモ・ストラップは、計画と実行が非常に厳しい。一本一本、裁断する前に綿密な計画を立てなければなりませんし、歴史的な袋がたくさん詰まったユニークなものです。そのため、アンモ・ストラップをオーダーされた時計オーナー様の決断と、オーダーされた製品に関する詳細やご希望を可能な限りお聞かせいただいたことに感謝いたします。

ストラップはオーダーメイドのため、カット後のキャンセルや返品（サイズが合っている場合）はできません。不良品の作り直しはいたしますが、不良品以外の理由（1％未満）による返品は残念ながらお受けできません。

このユニークなストラップをご注文される前に、お手持ちの時計のサイズをよく測っていただくことをお勧めします。

ストラップの企画・ご注文に関するご質問は、直接メールにてお問い合わせください。ストラップの厚みを薄くすることも可能です。すべてのバンドのラグ部分の厚さは約1.5mmです。個人的なご要望があれば、1mmまで薄くすることも可能です。

アンモ・ストラップ・コレクションはこちらでご覧いただけます: https://finwatchstraps.com/collections/ammo-vintage-leather-bands-1950-1960th

特別なお問い合わせは遠慮なくご連絡ください： finwatchstraps at gmail.com